美容

美肌は就寝中に作られる?!睡眠改善インストラクターが語る、美人をつくる睡眠の取り方


数ヶ月に眠りの質を高めて、より美しくなることはできるのか!?
今回は睡眠と美容について、睡眠インストラクターの鈴木さんにお話を伺いました。

-(石川)
「美肌は就寝中に作られる」と、よく聞きますが、これは何故でしょうか?

-(鈴木)
大きく2つの理由があります。

1つ目に、美肌の元となるたんぱく質を合成させる『成長ホルモン』が、夜寝入りばなの一番深い睡眠のときにまとめて出るため。

2つ目に、睡眠をはじめとする、規則正しい生活リズムを司る『メラトニン』というホルモンにビタミンEの2倍とも言われる抗酸化作用があるためです。

特に、メラトニンは生活リズムが乱れると分泌されにくくなるデリケートなホルモン。メラトニンの分泌量が減ると抗酸化力が期待できないだけでなく、睡眠の質の悪化を招き、成長ホルモンの分泌にも影響を及ぼしてしまうのです。

-(石川)
それは大事ですね。メラトニンがきちんと分泌されるようにするためにはどうすればいいのでしょうか?

-(鈴木)
大事なのは規則正しいリズムで生活すること。以下のポイントに気をつけてみてください!

【規則正しい生活リズム作りのコツ】
起床
朝日を浴びて体内時計をしっかり刺激!
朝・昼食
決まった時間にしっかり食べましょう。
昼寝
昼寝は15時までに、20分以内でおさめる(昼寝直前にカフェインを摂るとスムーズに目覚める)
or
昼寝できない人はおやつをたべて目を覚まそう(人間には胃に物が入っているとぐっすり眠れないという習性があり。また顎を動かすことで脳を刺激する効果も。)
夕方
運動するならこの時間。深部体温を一度しっかり上げ、就寝に向け段々と体温が下がるようにすると寝つきや睡眠の質がよくなります。
夕食
寝る2時間前までに済ませましょう。朝日を浴びてから13~14時間後にメラトニンが分泌され始めます。 このとき目に光の刺激があるような環境はNG。テレビやパソコン、携帯などからの光を避け、部屋は間接照明などで薄暗く保ちます。
お風呂
就寝30~15分前に温めのお湯につかるのが◎。少し汗ばむけれどのぼせないくらいの温度がポイントです。
就寝
大人は7~8時間くらいの睡眠時間が理想。寝入りばなの30分から1時間におとずれるノンレム睡眠中に成長ホルモンが大量に分泌されます。

-(石川)
なるほど!
では、質の良い睡眠のために絶対にしてはいけないことはなんでしょうか?

-(鈴木)
人には体の深部の体温が下がったときに眠りにつくというリズムがあるので、そのリズムを妨げるような、深部体温が上がるようなことはNGです。例えば、寝る直前に激しい運動をしたり、熱いお風呂に入ったりすることは避けましょう。

ほか、昼寝を長時間すること、夕方に仮眠をとること、覚醒作用のあるカフェインやチョコレートに含まれるテオブロミンなどを寝る4時間以内に摂ること、寝酒をすることなどは質の良い眠りの大敵。

メラトニンのためには毎日の規則正しい生活が大切なので、休日もペースを乱さず過ごしましょう!


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