お役立ち情報

おせちも「ポイント作り」で楽々!我が家の味のおせち料理のすすめ


我が家の味のおせち料理のすすめ


お正月は帰省し、おせち料理などは実家で準備してもらえるため、門松などのお正月飾りだけというご家庭も多いようですが、子どもたちに日本の文化を伝えるという意味でも、一緒に準備して、思い出とともに伝承できれば「一石二鳥」ですよね。

とはいえ、いざ、おせち料理を作るとなると、何から手をつけていいかわからず大変ですよね。それなら、普段のメニューにも登場する数品を作り、作るのが難しいと思うものは購入してしまうのも一つの手です。それだけでも、我が家らしさが入ったおせち料理になります。

我が家の味のおせち料理のすすめ
おせち料理は、地方によって内容が少し異ることもありますが、

一の重:口取りといわれる田作りや黒豆やかまぼこ
二の重:ブリ・鯛・海老などの焼き魚
三の重:煮物もしくは酢の物
四の重:煮物もしくは酢の物

が基本となっています。

最近は、昔と比べると家族の人数も少ないことから、三段重の場合も多いようです。

また、おせち料理には、それぞれ一品ずつ意味が込められています。例えば、黒豆は、達者(マメ)に働けるようにと無病息災を願ったもの、海老は、ひげが長く腰が曲がるころまで長生きできるようにと長寿を願ったもの、くわいは、芽が出ることから出世を祈願したものです。

こう考えると、すべてを準備できれば一番いいとは思いますが、なかなか大変。しかし、全く作らず、おせち料理の存在を知らないまま成長するより、少しでも作ることでおせち料理という素敵な日本の食文化が伝わったほうがいいですよね。

今まで作っていなかったママも、今年はちょっとトライしてみませんか?

煮物ならいつもの調理でおせちに仲間入り


おせち料理の数品を作るといっても、何にしたらいいか迷ってしまいますよね。黒豆を半日かけて煮込むのは、とてもハードルが高いです。栗きんとんの裏ごしも気が遠くなりそう。そういった手間がかかり、普段ほとんど作る機会がないものは思い切って購入し、三の重の煮物を作るのがおすすめです。

すべてがセットされたおせち料理を購入することもできますが、作ったお料理があり、お重に一緒に詰める作業を子どもに見せることで、お正月とはこういうものと子どもも認識するようです。しかも、いつもと同じママの味の煮物がおせち料理に入っていると、より親近感も。にんじん、蓮根、さといもなら、通常の煮物と変わりませんよね。

あとは、お正月らしく、くわいなどを入れてみると、普段見かけない食材のため、興味を持ってくれるかもしれません。



私自身も実家に頼りっぱなしでしたが、子どもの誕生をきっかけに自分で作りはじめました。確かに年末の忙しい時期に手間がかかりますが、お正月にはおせち料理が食べたいと子どもに言われるくらい定着しているので、日本の文化を少しでも伝えられたかなと思っています。

おせち料理をしっかり作っていらっしゃるママから見ると、こんなの手抜きと思われるかもしれませんが、初心者なら、これくらいからスタートして、毎年一品ずつ我が家の味のものを増やしていくのもいいかもしれませんよ。

年末、忙しいですが、ぜひトライしてみてください。


記事一覧へもどる

ママ編集部 林ゆりプロフィール
ロハスジャーナリスト・ブランド研究家・フリーアナウンサー。大学在学中にスカウトされたのをきっかけに、朝の情報番組のキャスターとしてデビュー。その後、関西を中心にテレビ、ラジオ、舞台など幅広く活躍。現在は、1児のママとして子育てと向き合いながら、アルチザン(芸術家的職人)の職人技のすばらしさを伝えていくためにライター・ブランド研究家として活動中。

PAGE TOP

MENU