秋冬はしっかり掃除をするべきシーズン
年末は、新年を迎えるために大掃除をする習慣がありますが、それ以外は1年中掃除の仕方は同じだと思っていませんか?実は、掃除にも旬があるんです。
春先から夏にかけてダニが増えることは、ご存知の方も多いかもしれませんが、その増えたダニが、死骸となって布団やカーペット、畳などに潜んでいる量が最も増えるのが、秋から冬の時期です。
寒くなって、布団を暖めたら、まだ完全に死滅していなかったダニが動き始めるかもしれないので、しっかり掃除をしておきたいですね。
こちらは、アレルギーの原因になることでも知られているので、子どもが小さいほど気をつけたいポイントです。風邪でもないのに、咳やくしゃみが続く場合、このようなアレルゲンを吸い込んでいる可能性もあります。まずは、寝具の中に潜んでいるダニの死骸を掃除機でしっかり吸いとることをお奨めします。
デイリーの掃除にエリア掃除をプラスして大掃除を簡単に
毎日掃除をきちんとしているのに、どこからともなく埃が・・・・というのは、見えない場所にたまった埃が、空気の対流で出てきてしまうからです。例えば、ソファの下や戸棚の裏側など、普段、なかなか手が届かない場所からです。
こんな隅まで毎日掃除できるなら、大掃除なんて関係ありませんが、忙しい毎日、手が回らないのが実情。なので、年末に向けては、デイリーの掃除に、少しがんばるエリアをプラスしていきましょう。
まずは、掃除の基本をおさらいして、エリア別に進めましょう。掃除は、上から下へと行うのが基本です。電灯やカーテンレール、エアコンなど、上部にあるものから掃除します。床から掃除すると、上の方にあるものを掃除したときに、また、埃などが落ちてしまい、二度手間になるからです。
次に、エリア別。こちらはライフスタイルにもよりますが、衣替えついでにクローゼットなど、衣類関係のスペースから始めてみましょう。キッチンは、毎日使うので、水回りをいつもより丁寧に、お正月用の重箱や食器を出すときに、食器棚の奥も一緒に掃除すると、出し入れの回数が減ります。リビングも、毎日使う場所なので、今日はテレビまわり、次は、電話や本棚周辺などと場所を細かく分けることで、短い時間で終わらせることができ、その日の負担も少なくできます。
一気に大掃除をしようと思うと、それだけで1日仕事になりますし、逆に散らかしたような状態で、夕食の準備の時間になってしまうこともあります。エリア別に進めると、今日の分は終了したという達成感とともに、時間配分もできます。無理しない範囲で少しずつきれいにしておくと、年末の大掃除は、ぐんと楽になりますよ。
いかがでしたか?大掃除と考えると気が重くなりますが、エリア別で少しずつ進めると、気がつけば大掃除いらずになっているかもしれませんよ。