健康

好き嫌い、少食、お菓子…「子どもと食」について考える


成長期のお子様を持つママの多くがもつ悩みのひとつが「食」に関することです。
今回は、そんなお悩みの中でも多い「食環境」についてお話したいと思います。
食環境を整えてあげることはママの大事な役目です。
この時期に身についた食環境は大人になってからも習慣として残る傾向にありますので、大切にしたいですね。

【おなやみ1】好き嫌いが激しいけどどうしたらよいの??
お子様の食に関してのお悩みで多いのが「好き嫌い」です。
子どもの好き嫌いは本能に基いている事が多くあります。

ですので、苦味やえぐみ、青臭さが目立つピーマン、トマト(完熟していない固めのもの)、
生のにんじん、セロリ、パセリなどは嫌いな食べ物の上位にいるのです。

しかし、嫌いな食べ物は工夫次第で食べられるようになることもあります!

・小さく切ったり、すりおろしたりして形をなくして他の食べ物に混ぜる。
・しっかり加熱する。
・ 味の濃いものに混ぜる。

など、方法は様々です。

また、家族が美味しそうに食べる、というのも大切なポイントです。
さらに嫌いな食べ物を食べる事ができたら、たくさん褒めてあげましょう!

【おなやみ2】小食で体が心配です・・・。
小食の原因は様々です。
もともと食が細いという場合もありますが、
それ以外にも次のような事が原因となっている事があります。

・ お菓子を食べ過ぎている
・ 食事の時間が決まっていない
・ 常に何かをちょこちょこ食べている

甘いお菓子はついついたくさん食べたくなりますよね。
これは大人でも同じです。

しかし、お菓子でおなかがいっぱいになってしまったら、肝心のごはんは食べられず、栄養も偏ってしまいます。
お菓子は1回に食べる量を決めて食べすぎを予防しましょう!

食事の時間を決めるということは、体のリズムを守るためにもとても大切です。
朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん、さらにはおやつの時間をきちんと決めてからだのリズムを整えることで「ごはんを食べられる環境」を整えましょう!

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【おなやみ3】おやつには何を食べさせたら良いの??
「おやつ=お菓子」というイメージをお持ちのかたも多いのではないでしょうか。
しかし、おやつとは、本来食事で不足しがちな栄養素を補う「補食」のことなのです!
そのため、おやつの内容はお子様の栄養状態によって変えることをオススメします。
先にお話した食が細いお子様も、上手におやつを取り入れて健康管理に役立てましょう。

ごはんをあまり食べない子には
エネルギー源として欠かせない糖質は、ホクホクのやきいもはいかがでしょうか。
小さめのさつま芋であれば、
アルミホイルに包んでトースターで30分~45分程度で出来上がります。
そのほかには、バナナやかぼちゃ、おもちなども糖質源となります。

たんぱく源をあまり食べない子には
お肉やお魚に含まれるたんぱく質は体づくりに欠かせない栄養素です。
ヨーグルトやお豆にもたんぱく質は含まれていますので、
おやつとして出してあげると良いでしょう。

野菜不足の子には
野菜には水分、ビタミン、ミネラルなど大切な栄養素がたっぷり!
野菜が苦手でも、果物やはちみつ、ヨーグルトや豆乳と合わせて
スムージーにするとあっという間に野菜を摂る事ができます。
お子様と一緒に作る、というのもオススメです。

いかがでしたか?
成長期のお子さまにとって一番大切なのは「食べる=楽しい」と思えることです。
まずは食を楽しむということを一番に考え、家族みんなで楽しく食卓を囲む事から始めましょう!


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管理栄養士 磯村優貴恵プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。 その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。 現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター

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