台風の影響もあり、ここ最近ジメジメと湿度が高くなって、
寝苦しさを感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで今週は、ぐっすり気持ちよく眠るためのポイントをご紹介します。
私たち人間は、日中活動する時は体温(深部体温)が高く、夜眠る時は体温が低くなるリズムを持っています。 睡眠と体温の変動リズムはとても密接な関係にあり、人間は夜、熱を体の外に放出していくことで熟睡し、身体や脳を休める仕組みになっているのです。
ジメジメし気温も上がってくる梅雨時期は、体温を放出しづらく、寝苦しくなりやすい季節となります。
また、屋外で活動しにくくなる梅雨時期は、日中と夜間の生活のメリハリがつけづらいため、日中と夜間の体温のメリハリも弱くなり、眠りが浅くなる方向に向かいます。
睡眠の乱れを最小限に抑えるために、雨の日でも意識して日中を活動的に過ごしていただくことが大切かと思います。
人が心地よく眠るためには、室温は26℃、湿度は50~60%が理想的であることが分かっています。 エアコンや除湿器を使って、できるだけ寝室をこの環境に近づけていくと体温調節がうまくいき、快眠が得られやすくなります。
もし、エアコンや除湿器を使う場合は、寝る少し前~長くても寝付いて3時間くらいまでを目安に使用すると体温調節を助けることにつながります。
逆に、明け方は体温があがっていくべき時間帯なので涼しくする必要はないと思われます。
(※風が体に直接あたらないようにしてください。)
パジャマ・寝具は通気性がよく、清潔さを保ちやすいものを選び、晴れた日には洗い、干してきちんと湿気をとばして清潔さを保ってください。
ジメジメした季節の寝具はダニやカビがいっぱいになりますが、叩き落そうとすると辺りに飛び散ってかえって良くないので、掃除機で吸い取るようにしていただくのがおススメです。
(※素材によっては陰干しにしなければならないものもあります。)