数ヶ月に眠りの質を高めて、より美しくなることはできるのか!?
今回は睡眠と美容について、睡眠インストラクターの鈴木さんにお話を伺いました。
-(石川)
「美肌は就寝中に作られる」と、よく聞きますが、これは何故でしょうか?
-(鈴木)
大きく2つの理由があります。
1つ目に、美肌の元となるたんぱく質を合成させる『成長ホルモン』が、夜寝入りばなの一番深い睡眠のときにまとめて出るため。
2つ目に、睡眠をはじめとする、規則正しい生活リズムを司る『メラトニン』というホルモンにビタミンEの2倍とも言われる抗酸化作用があるためです。
特に、メラトニンは生活リズムが乱れると分泌されにくくなるデリケートなホルモン。メラトニンの分泌量が減ると抗酸化力が期待できないだけでなく、睡眠の質の悪化を招き、成長ホルモンの分泌にも影響を及ぼしてしまうのです。
-(石川)
それは大事ですね。メラトニンがきちんと分泌されるようにするためにはどうすればいいのでしょうか?
-(鈴木)
大事なのは規則正しいリズムで生活すること。以下のポイントに気をつけてみてください!
-(石川)
なるほど!
では、質の良い睡眠のために絶対にしてはいけないことはなんでしょうか?
-(鈴木)
人には体の深部の体温が下がったときに眠りにつくというリズムがあるので、そのリズムを妨げるような、深部体温が上がるようなことはNGです。例えば、寝る直前に激しい運動をしたり、熱いお風呂に入ったりすることは避けましょう。
ほか、昼寝を長時間すること、夕方に仮眠をとること、覚醒作用のあるカフェインやチョコレートに含まれるテオブロミンなどを寝る4時間以内に摂ること、寝酒をすることなどは質の良い眠りの大敵。
メラトニンのためには毎日の規則正しい生活が大切なので、休日もペースを乱さず過ごしましょう!