健康

おうちで出来るセルフケア!腰痛に悩むママのための骨盤体操


なぜ腰痛は起こるの?

腰痛の主な原因は、身体の歪みによって体重を正しく受け止められないこと。例えば重い荷物を背負って、右足と左足で全然違う高さのところに立っている様子を想像してください。体の節々があっという間に疲れてしまうと思いませんか?

そこで、見ていただきたいのがご自身の脚。
両足の長さはぴったり揃っていますか?

ほとんどの方が「いいえ」とお答えになると思います。

そう、骨盤が歪むことによって、脚の長さは変わってきてしまいます。その状態で毎日体重を支えているのでは、腰痛が起こるのも当たり前。では、どうやったら骨盤の歪みを整え、正しく体重を支えることが出来るようになるのでしょうか?

骨盤矯正は自分でする!

骨盤矯正と聞くと、整体などに行って「バキバキッ」としてもらうなど、特別なことをしなければならないのでは?と考える方が多いと思います。

しかし本当のところは、骨盤の歪みというのは、自分でしか改善出来ないもの。それは、骨を支えているのが筋肉で、筋肉は自分でしか鍛えることができないからなのです。

骨盤で言えば、歪み解消に欠かせないのが、股関節の筋肉バランスを整えること。

つまり、どんなに外からの力で骨盤を動かしたところで、それは一時的なもの。自分で正しくストレッチとトレーニングを組み合わせ、筋肉のバランスを戻していくことによって、初めて本当の意味での骨盤矯正が可能になるのです。

Let’s Try!

脚の長さを比べましょう

長座の姿勢で座り、力を抜いて自然に両足を合わせます。くるぶしの位置などを見ると、5ミリから歪みの大きい人だと2センチくらいずれていることもあります。

股関節のストレッチをしましょう


大きく一歩踏み出した状態で、後ろの膝をつきます。そしておへそを正面に向け、背骨を伸ばしたままお腹をぐーっと前に押し出していきます。このとき後の股関節の表側が伸びていることを意識しましょう。

股関節のトレーニングをしましょう
■股関節の内側、外側のトレーニング


イスに座って、膝をこぶし2つ分開きます。
外から手で膝を挟むように力をいれ、膝でそれに対抗するように力をいれます。
その状態で7秒間、息を吐きながら力を入れ続けます。


反対に内側から、クロスさせた手を膝の内側に当て、今度は手で外に押し広げる力に膝で対抗するように力を入れましょう。こちらも7秒間です。
内側と外側を、交互に3回ずつ行いましょう。

■股関節の前、後ろのトレーニング


仰向けになり、膝を90度に立てます。
片方の膝を胸に近づけながら、反対の足で地面を押してお尻をぐっと上げましょう。
左右交互に、ゆっくり10回行ってみましょう。

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以上、簡単な股関節周りのストレッチとトレーニングを紹介しました。すぐに効果が出る場合と、じわじわ改善されていく場合がありますが、足の長さが少しずつ左右同じになっていくと、腰もすごく楽になりますよ。

また、股関節を使えば歩き方も良くなるので、姿勢改善やスタイルアップにも実は効果的なのです。参考にしてみて下さい♪


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すくすくトレーナー 小澤康祐プロフィール
スポーツや日常生活の中の体の使い方を改善するためのエクササイズトレーナー。 また上智大学 理工学部物理学科で学んだ経験を生かし、高校生に向けてバイオメカニクスも取り込んだ専門的な野球指導も行っている。

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