ちょっと待った！1日の砂糖の適量とは?ママノア

健康

ちょっと待った！1日の砂糖の適量とは?

汗をたくさんかく夏は、水分補給が必須。
そしてついガブガブ飲んでしまうのがジュースや清涼飲料水。

しかし、皆さんはそれらの飲みものにどの位の砂糖が含まれているか知っていますか？
今回は、日常に含まれる砂糖の量と砂糖の摂りすぎについてお話します。

砂糖の必要量については明確な決まりはありませんが、WHOの2003年レポートによると、
「砂糖の摂取量は1日の摂取エネルギーの10％に抑える」と勧告されています。

例えば、成人1日2,000kcalの場合だと・・・

2,000kcal×10%＝200kcal/日
200kcal÷4＝50g/日・・・1日50ｇ以下が適量!
（砂糖：4kcal/g）

■清涼飲料水の糖度と砂糖の量

	糖度	500mlあたりの砂糖の量	スティックシュガー換算（3g）
炭酸飲料	10%	50g	16.5本分
果汁入り飲料	9.50%	47.5g	16本分
ウォーター系	8%	40g	13本分
紅茶飲料	6%	30g	10本分
スポーツ飲料	5%	25g	8.5本分

あれ…ジュース1本飲んだら間食分だけでなく、1日分の砂糖の必要量は満たされてしまう!?
また、運動時に適当とされる糖質は3～6％程度だと水分の吸収が良いのですが、8％を超えると水分の吸収を妨げてしまいます。最近はスポーツドリンクか清涼飲料水か良くわからないものが多いので、選ぶときに注意が必要です!!

普段の生活では、３食きちんと食べて、飲み物はお茶やお水などの無糖で十分です。
炎天下での外出や運動など、汗をたくさんかく場合には塩分や糖分の入ったものを選ぶのもよいですが、２～３倍に薄めて飲むことをおすすめします。

【おまけ★砂糖を摂り過ぎると、心と体に様々な症状が現れます。】

心	体
日常的にだるいボーっとしてやる気がない疲れやすいグズグズしているイライラしやすい落ち着きがない突然カッとなる（キレる）騒ぎだす	肥満虫歯糖尿病化膿（傷）が治りにくい筋肉を弱める骨密度低下近視集中力低下

いかがでしたか？
まだまだ暑い日は続くかと思いますが、上手な水分補給で元気に乗り切りましょう！

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管理栄養士　磯村優貴恵プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格：管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター