健康

ママ達大好き!おやつの人気者!「さつま芋」の甘さの秘密とは?


さつま芋の栄養

さつま芋の主成分は「でんぷん」です。
イモ類はあまりでんぷん(炭水化物)以外に栄養がないと思われがちですが、そんなことはありません!
特にさつま芋には

・カロテン(抗酸化作用)
・ビタミンB群(エネルギー代謝)
・ビタミンC(免疫力UP、美白)
・カルシウム(骨や歯の健康)
・カリウム(余分な水分の排泄)
・食物繊維(体内の老廃物の排泄)

・・など、美容と健康には欠かせない栄養素がたっぷり含まれています。
特にさつま芋をはじめとしたイモ類に含まれるビタミンCはでんぷんに守られていますので、熱を加えても壊れにくいという特徴があります。
そして日本人に不足しているといわれるカルシウムも100g中に約40mgも含まれているのです!

さつま芋は太る??

さつま芋をはじめとして、イモ類は太ると思われがちです。
しかし、さつま芋にはエネルギー源となる炭水化物、脂質、たんぱく質を代謝するためのビタミンB群や体内の余分なものを排泄する食物繊維がしっかりと含まれています。
そのため、食べ物から摂った栄養素を効率よく使うという点ではダイエットの強い味方となります。

さつま芋の甘さの秘密

「焼き芋やさんの芋は特別甘い!!」と感じたことはありませんか。
さつま芋が甘くなるにはちょっとした秘密があります。
さつま芋にはでんぷんが多く含まれていますが、さつま芋にはこのでんぷんを麦芽糖に変えるβ-アミラーゼという酵素が多く含まれているのです。
β-アミラーゼは50~60度で最も良く働きます。
つまり、β-アミラーゼがより活発に働いているほどさつま芋の甘味は増す、と言うわけです。
電子レンジを使ってさつま芋をふかすと、かなりの短時間で60度以上になりますので、酵素が働ける時間が短くなり、さつま芋が十分甘味を作れません。
さらに石焼芋はじっくりと時間をかけて火を通すので、余分な水分が蒸発してさらに甘味が増すのです。

家でも甘いさつま芋を作りたい

ご家庭で甘いさつま芋を作るポイントは
「電子レンジを使わずに、蒸し器やオーブンでじっくりと火を通す」
ということです。

エネルギー源・ビタミン・ミネラル・食物繊維を効率よく摂ることのできる食材として、是非さつま芋をおやつやお料理に取り入れて下さいね。


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管理栄養士 磯村優貴恵プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。 その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。 現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター

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