健康

早寝早起きのリズムを作ろう!睡眠インストラクターが教える 春の睡眠


今週のすくすくmama通信は、睡眠改善インストラクターの鈴木さんに、春の睡眠について伺いました。

体内時計のリズムに最も影響を与えるのは「朝の太陽の光」です。
人の体内時計は約23~25時間で1周するように遺伝子レベルで決定されています。 それが、朝日を浴びることによって地球時間の24時間にリセットされ、規則正しく動くようになっているのです。

【冬の睡眠】

日本の場合、冬は日照時間が短く朝がなかなかやってこないため、体内時計のリセットが遅れ、遅起きになる傾向があり、睡眠時間も長くなる傾向があることが分かっています。また、冬は寒さの刺激によって筋肉の緊張・体表の血流量の減少・交感神経の高揚が起こりやすくなり、睡眠の質も悪くなりがちです。冬は、睡眠時間は長くても実はしっかり眠れていないということになりやすい季節なのです。

【春の睡眠】

春になると、日照時間がだんだんと長くなっていき朝早くから明るくなってくるため、体内時計がリセットされるタイミングが早まり、自然と早起きがしやすくなっていきます。また、春は、過ごしやすい陽気になり、日中の活動量が増えていくため、生活にメリハリがつき睡眠の質が良くなりやすい季節と言えます。ですから、実は、春から初夏にかけては、生活習慣を改善していくのに最適な時期なのです。

今日は春分。これから夏至までだんだんと昼が長く、日の出時刻が早くなっていきますから、起きたらなるべく太陽の光を部屋に取り込むようにして頂き、体内時計がリセットされる時間を早め、早寝早起きのリズムを作っていって頂ければと思います。そしてそのリズムを夏、秋、冬になっても保つようにしていただくとよいと思います。


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