健康

若返りのビタミンも含まれる?土用の丑の日は鰻パワーで夏バテ解消!


「土用」とは立春・立夏・立秋・立冬、それぞれの節目の前の18日間をさします。最近では立秋の前の夏の土用、つまり7/20~8/6頃が「土用の丑の日」として有名です。そして、夏の土用には鰻を食べる習慣があります。なぜ鰻を食べるようになったかという話には諸説ありますが、一説には丑の日に「う」のつくものを食べると夏バテしない!という風習があったとされます。
※「う」のつく食べ物ですので、鰻以外にも梅干や瓜を食べることもあったそうです。

鰻の栄養をチェック!
スタミナ食として有名な鰻ですが、実際にはどのような栄養があるのでしょう?

ビタミンA
お肌や粘膜の潤いを保つのに役立つ成分です。
夏は紫外線によるダメージでお肌や目も乾燥しがちです。
鰻100gあたりに含まれるビタミンAは卵の6倍、チーズの4倍です。
紫外線に負けない体づくりにもビタミンはオススメです。

ビタミンB群
鰻にはビタミンB1、B2、B6、B12など、ビタミンB群が含まれています。
ビタミンB群は主に,
エネルギー源となる成分をスムーズに代謝する働きや、神経系に働きかけるビタミン群です。
体力を消耗しやすいこの季節。
食べたものを効率よく代謝して疲れを溜めない体づくりを行いましょう!!

ビタミンE
別名「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
細胞の老化を防止する働きがあります。
紫外線やストレスなど、私たちの細胞は常に傷つきやすい環境下にあります。
しっかりと栄養を摂って健康な体を守りましょう

カルシウム
骨や歯の健康を守る栄養素として有名なカルシウム。
しかし、日本人は全ての年代において不足がちなのです。
さらに、カルシウムは汗と共に出て行ってしまうので、この時期は特にしっかり摂って欲しい栄養素でもあります。
鰻は牛乳の1、5倍のカルシウム量とされており、
鰻の白焼き1串(80g)だと、112mgのカルシウムが含まれています。※
しらすなどの小魚以外での貴重なカルシウム補給源です。

ちなみに・・・♪
ママのための美容栄養ゼリー、ぷるぷるカルシウムは、
つるっと1包で鰻の白焼き1串(80g)以上のカルシウムを、
カルシウムグミは、1日6粒で鰻の白焼き2串(160g)分のカルシウム量を摂取できます!

DHA、EPA
青魚に多く含まれるDHAやEPAは不飽和脂肪酸と呼ばれ、脳や血管の健康を守る大切な役割があります。
汗をかいて脱水を起こしやすいこの季節は、血液の健康も気になるところ・・・。
質の良い油で体の中から元気をチャージしましょう!

いかがでしたか?
さすがに「スタミナ食」といわれるだけあって、鰻は栄養価がとても高い魚です。
年々、暑さに拍車がかかっており、熱中症などの報道も数多く取り上げられています。
そのような時こそ、昔からの行事食や伝統を大切にした「食」を見直してみましょう!

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スクスクのっぽくんのホームページでは、
管理栄養士監修の栄養たっぷりレシピをご紹介しています。
是非、ご覧下さい!
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※出典:決定版 みんなが使える食品成分表(平成13年) 主婦の友社


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管理栄養士 磯村優貴恵プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。 その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。 現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター

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