健康

過剰摂取にご注意を!夏のドリンクと砂糖の関係


ジメジメと暑い日が続いていますね!
そんな時になんとなーく飲みたくなってしまう炭酸ジュースや甘い飲み物。
飲み物くらい大丈夫・・・なんて思っていませんか?

今日は、そんな甘い飲み物によっておこる、「ペットボトル症候群」についてお話したいと思います。

ペットボトル症候群とは?

ペットボトル症候群とは、栄養学の分野で最近話題になっている症状のひとつです。
炭酸飲料や甘いジュースなどのペットボトル飲料を飲み続けることで、糖質を過剰に摂取してしまい、徐々に進行していくと考えられています。
ある調査では、中学生の1日の砂糖の摂取量がここ20年程で最高約2倍にも増えたというデータがあります。
砂糖の摂り過ぎによって、最悪の場合こん睡状態にまで陥らせます。

ペットボトルの砂糖の量、知っていますか?
普段よく飲んでいるジュースの、お砂糖の量をみてみましょう。

■清涼飲料水の糖度と砂糖の量

  糖度 500mlあたりの砂糖の量 スティックシュガー換算(3g)
炭酸飲料 10% 50g 16.5本分
果汁入り飲料 9.50% 47.5g 16本分
ウォーター系 8% 40g 13本分
紅茶飲料 6% 30g 10本分
スポーツ飲料 5% 25g 8.5本分

※人工甘味料不使用の場合です

お店でコーヒー頼んでも付いてくるスティックシュガーは1、2本ですよね。
しかし、ジュースを1本飲んだだけでこれだけの砂糖を摂取していることになります!
糖分の摂り過ぎは、ダイエットにも健康にもよくありません。

現代の子供達は要注意
様々な飲料が市場に出回っている現代の子どもたちは、とくに注意が必要です。
ペットボトル症候群に陥るまでの行動としては、まず高血糖状態によって脱水症状を起こします。
すると水分を体が欲するのですが、悪い習慣によって甘い飲み物を飲んでしまいます。
さらに喉が乾いてしまい・・・と繰り返していった結果、血糖値の増減がコントロール出来なくなり、ついにはこん睡状態に陥ってしまうこともあります。

栄養のある食事と、質の良い水分を
特に夏場は、がぶがぶといつも以上に飲んでしまいがちですので、どんなもので水分を補給するべきかきちんと意識することが大切です。
普段の生活では、3食きちんと食べて、飲み物はお茶やお水などの無糖のものを選ぶことをおすすめいたします。


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管理栄養士 磯村優貴恵プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。 その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。 現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター

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