健康

量だけじゃNG!野菜の上手な摂取のポイント



量を食べたらいいわけではない?!野菜摂取のポイント!


ひとくちに「野菜」といっても、たくさんの種類の野菜があります。

今回は、野菜の上手な摂取のポイントをお伝えします。

緑黄色野菜と淡色野菜を組み合わせよう!
野菜は大きく「緑黄色野菜」と「淡色野菜」に分けられます。

緑黄色野菜とは、にんじんやほうれん草、かぼちゃ、モロヘイヤなどの色の濃い野菜です。

淡色野菜はキャベツやレタス、キュウリ、ナスなどの野菜です。


また、ひとつの野菜でも、大根やかぶの白い部分は淡色野菜ですが、濃い緑色が特徴的な葉の部分は緑黄色野菜と分類されます。

厚生労働省の基準では、可食部100gあたりにβ-カロテンを600μg以上含むものが緑黄色野菜と定義されています。

β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、免疫力UP、風邪予防、ドライアイや胃腸の健康を守る役割があります。

その他にも緑黄色野菜には体の調子を整え、代謝をスムーズにするビタミン・ミネラルが多く含まれます。

いっぽう、淡色野菜はβ-カロテンの量は少ないですが、カロリーがより低いものが多く、食物繊維や水分、酵素などが含まれます

例えば、大根の辛みのもとであるイソチオシアネートと呼ばれる成分は、胃腸の調子を整える働きがありますし、玉ねぎなどのネギ類やにんにくに含まれる硫化アリルは糖質をエネルギーに変える際に必要なビタミンB1を体内に長くとどまらせることが出来ます。


1日に必要な野菜の量は350gを目標とされていますが、そのうちの120gは緑黄色野菜で摂ることが望ましいとされています。

いつものグリーンサラダに蒸したかぼちゃやニンジンをトッピングするなど、「緑黄色野菜」と「淡色野菜」を毎日バランスよく取り入れられるように心がけましょう。


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管理栄養士 磯村優貴恵プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。 その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。 現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター

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