美味しい「しいたけ」の選びかた
「しいたけ」の歴史は古く、鎌倉時代の文献にも登場しています。
日本は「しいたけ」の自生には適した環境だったようです。江戸時代になり栽培方法が確立し、生産量が増え広まって行きました。今や「しいたけ」の出汁は日本料理には欠かせないものとなっています。
本来「しいたけ」の旬は秋ですが、現在は菌床栽培が主流のため一年通して出回っています。
菌床栽培は、おがくずと米糠ふすまを混ぜ熱や圧力をかけて滅菌し、「しいたけ」の種菌を植えて栽培します。
選び方のポイントは3つ!!
【1】かさの裏のひだが白っぽくきれい
【2】かさの部分にハリがある
【3】じくが短めで太い
「しいたけ」の栄養
糖質や脂質、タンパク質の吸収を助けるパントテン酸が豊富に含まれています。また食物繊維も豊富なので、整腸作用も期待できます。
干し椎茸には
カルシウムの吸収を助けるビタミンDが多く含まれます。
「しいたけ」の保存方法
新聞紙で包みポリ袋へ入れ冷蔵庫へ。日が経つとひだの部分が黒く変色し風味も落ちてくるので2日間程度で使い切るようにしましょう。
余ったら冷凍保存もできます。石づきをとって細かくカットし、ジッパー付き保存袋へ入れ冷凍庫へ。使うときは解凍せずそのまま使えます。
乾燥している時期なら干し「しいたけ」作りもおすすめ。石づきをつけたままかごに並べ、風通しのいい場所で干します。1/2の大きさになり、カラカラになるまで干しましょう。干しあがったら、乾燥剤の入ったジッパー付き袋で保存します。
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管理栄養士 磯村優貴恵プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。 その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。 現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター