健康

「カルシウム不足」の女性が危険?!大人の「骨」との付き合い方


子どもたちの健やかな成長にとって欠かせない存在のカルシウムですが、日本の子どもたちの多くは、カルシウムが大幅に不足しています。しかし、「カルシウム」が足りていないのは、子どもたちだけではないのです!
厚生労働省によると、20歳〜69歳までの成人のカルシウム摂取量は、推奨するカルシウム摂取量に対し、平均で210mg足りていないことがわかっています。

平成24年度国民健康・栄養調査報告および日本人の食摂取基準(2010年度版)より独自作成。※数値は、男女の平均値で表しています

年齢とともに減っている「カルシウム」
さらに、骨の密度を示す「骨量」は、20代前半で最大値を迎え、その後は年齢と共に下降していってしまいます。

女性は、骨量の減りが激しい!
とくに女性は、妊娠や出産、授乳によってカルシウムが大量に使われるために、男性に比べて骨量の減りが激しいのが特徴です。 残念ながら、最大値を迎えたあとに 「骨量」を高めることは難しいのです。

これからは「キープ」していくことが重要
これから「骨量を高める」ことは難しいですが、「現在の骨量をキープ」していくことは、可能です。

健康のために今からできることは、毎日カルシウムをしっかり摂取し、骨量を維持すること。 カルシウムは、なかなか十分な量を確保するのは難しいとともに、十分に摂ろうとすると高カロリーな食事になる傾向があります。1食1食の食事バランスをしっかり考えながら上手に摂取することで、いつまでも健康で丈夫な体を目指しましょう!


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管理栄養士 磯村優貴恵プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。 その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。 現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター

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