健康

骨の強度が決まる?!カルシウムとコラーゲンの密接な関係


コラーゲンが骨を支えていた!
カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。子供たちの健康的な成長にとって欠かせない成分であることはもちろん、私たち大人がいつまでも健康的であるために必要な栄養でもあります。

しかし、丈夫な体をつくるためには実はカルシウム以外にもたくさんの栄養が必要になります。
そのひとつが、コラーゲンです。

コラーゲンは、一般的に「美容」のイメージが強く化粧品や飲料として多く活用されていますよね。

あまり知られていませんが、それ以外にも丈夫な骨をつくるためにもとても重要な役割を果たしているのです。

よく例えられるのは、「鉄筋コンクリート」の関係。
「鉄筋コンクリート」は、コンクリートの中に鉄筋を入れることによってその強度を保っています。

骨でいうと、カルシウムがコンクリートにあたり、コラーゲンは鉄筋に当たります。

つまり、より強度な骨を保つためにもコラーゲンは重要な栄養素ということです。

女性はカルシウム・コラーゲンが減少していく
骨の密度を示す「骨量」は、20代前半で最大値を迎え、その後は年齢と共に下降していってしまいます。

とくに女性は、妊娠や出産、授乳によってカルシウムが大量に使われるために、男性に比べて骨量の減りが激しいのが特徴です。 残念ながら、最大値を迎えたあとに 「骨量」を高めることは難しいといえます。

コラーゲンも同様に、年齢とともに減少していく傾向にあります。

今、できることを大切に
これから「骨量を高める」ことは難しいですが、「現在の骨量をキープ」していくことは、可能です。

カルシウムはマグネシウムやビタミンDと一緒に摂取することでより効果的に力を発揮することができますので、それらの栄養素も一緒に摂取していきましょう。

将来の健康のため、毎日の食事の中で補給できるように意識してみてくださいね。


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管理栄養士 磯村優貴恵プロフィール
ダイエット専門の管理栄養士としてサロンにて食事指導を経験。 その後、およそ3年間、日本料理やイタリアン、カジュアルフレンチなど、様々なジャンルの調理に携わり独立。 現在は栄養指導と調理の経験を活かして子供から大人まで、その人に合った食事指導を行っている。
資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター

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