今回は、美容と健康のキーワードになりつつある「コラーゲン」のお話です。
「美容に良いとはよく聞くけれど…いったい何なの?」
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?
コラーゲンは、美容だけでなく私たちの「カラダ」とふか~い関係があるのです。
知っているようで,実は知らない?!
そんなコラーゲンの基本をご紹介します。
私たちの体の筋肉や骨、爪や髪の毛などを作っている土台となるのがたんぱく質です。
そのたんぱく質のうち、およそ30%をも占めているのがコラーゲンです。
つまり、「コラーゲン」は体にとってとても重要な構成要素であるといえます。
コラーゲンは、とくに皮膚や骨・軟骨に多く存在しています。
私たちの体は数多くの細胞が組み合わさって出来ていますが、
その細胞と細胞の隙間を埋めることで細胞同士をくっつける働きをしているのがコラーゲンです。
生まれたとき(赤ちゃんのとき)が最もコラーゲン量が多く、
赤ちゃんがもちもち・ぷにぷにとしているのはこのことが関係しています。
また、コラーゲンは骨と骨を繋いでいる軟骨の成分のひとつとしても働いています。
年齢とともに膝などの関節部分に痛みを伴うのは、
この軟骨成分がすり減っている事が原因のひとつにあります。
コラーゲンと聞くと、「ぷるぷる」、「もっちり」といった
柔らかいイメージがあることから、固い骨とは関係がないように思われがちです。
しかし、実は骨は土台となる部分の9割がコラーゲンで構成され、
その周りにカルシウムなどのミネラルがくっついて出来ているのです。
だから、健康維持のためにはカルシウムだけではなくコラーゲンもとても大切なのです。
コラーゲンは、年齢とともに減少してしまう傾向にありますので、
減少を防ぐための食生活や栄養に気をつけてあげると良いでしょう。